2月20日
こんにちは、つじしんです。
今回もまた自分の順番が回ってきました。段々楽しくなってきました。
個人的にはもっと色んな人にこのブログを読んでほしいですね!!☺️
さて、今日ですが、 少し真面目な話をしようかと思います。
おっとそこで読むのを止めようとした君、これを読んで後悔はさせませんよ^ ^
今日は2月20日です。何の日でしょうか??
もしかしたら、誰かの誕生日かもしれませんし、誰かの特別な日かもしれませんし、何でもない日かもしれませんね。
2月20日は僕にとっては、多分、一生忘れることのない日です。
なぜなら、5年前の2月20日は、とても大好きだったF先輩が天国に行ってしまった日だからです。
F先輩とは、当時通っていたT進という同じ塾で仲良くなりました。つじしんじゃありませんよ、T進です。
F先輩は、本当にアホでした。精神年齢は5歳くらいなのかな?と思うくらいのアホでした。
塾近くのファミレスのドリンクバーで誰が1番まずいジュースを作れるかを毎週競っていました。あのファミレスにもう一度行くことがあれば謝りたいくらいです。
まぁ、毎日そんなバカなことをしてゲラゲラ笑ってた自分もまたそのアホの1人なのですが。笑
でも、F先輩は少なくとも自分にとっては、尊敬するに値する、素晴らしい先輩でした。
いいところもたくさんありました。周りの人を笑顔にする、彼がいるだけで空気が明るくなる、そんな人でした。
ある時は、道端に落ちていたスズメの雛を塾に連れてきました。
シーンとした自習室でピヨピヨと鳴き声が響き渡るというかなりシュールなシーンも大切な思い出の一つです🐥
そんな頭がおかしく、無駄に明るいF先輩に、2度と会えなくなる日が来るなんて夢にも思っていませんでした。
5年前の2月20日も、いつもと何も変わらない普通の日だったと覚えています。
その前日に、僕は修学旅行のお土産の白い恋人を渡したのも覚えています。
1番鮮明に、しっかり覚えているのは、最後の会話になってしまった
「先輩今日塾行きます?」
「いや、今日髪切るから行かないわ!」
「あ、そうなんすね!じゃあまた明日っすね」
「おう、また!」
という会話です。
この次の日、この会話の時の「また明日」だった2月20日、先輩は帰らぬ人となりました。
最初に先生からその訃報を聞いた時、全く信じられませんでした。しかし、全校集会で発表があった時、現実だと実感しました。
その日の夜、お通夜をし、翌日の葬式にも出席しました。きっと人生で1番泣いた日だと思います。
毎年2月20日になると、先輩のことを思い出します。やはり今でも悲しいですし、また会いたいです。
でも、先輩の死から大切なことを三つ学んだと思います。
一つ目は、当たり前は簡単に崩れるということです。
みなさんにとって当たり前なことはなんですか?多分、ありすぎて言い切れないと思います。親の存在だったり、毎日顔を合わせる友達の存在だったり、日々を支えてくれる恋人の存在だったり、色々あると思います。
多分、人間は当たり前のことには慣れが起きてしまって、感謝だったり優しさを忘れてしまう生き物だと思います。時には心無い言動を投げかけてしまう時もあるくらいです。自分もそうです。
でも、当たり前じゃないことがあるから、当たり前があるのだと僕は思います。逆説的ですね。パラドクスです。かっこいいですね。
失わなきゃ気づかないなんて悲しいことですが、たまにでいいです、たまに、この記事を思い出して、感謝の気持ちだったりちょっとの優しさを伝えてみてください。明日には伝えられないかもしれません。
二つ目は、思ったことはその時に伝えようということです。
今思えば、あの前日、もっと色々と話しておけばよかったなと思ってます。先輩なのに生意気言ったことを謝ったり、毎日毎日バカなことに付き合ってくれたことの感謝だったりとか、伝えることはたくさんあったなあと思います。
でも、それはもう叶いません。伝える相手がいなきゃ伝えられません。当たり前ですね。
あれから自分は、彼女とか友達とかと喧嘩した時は、その日中に極力解決、仲直りするように努力しています。
中には、1日置いて次の日に謝ればいいでしょ、と思う人もいると思います。もちろんその方がいい時もあると思います。でも自分が伝えたいのは、どっちがいいとかではなくて、伝えることそのことに意味があるということです。
明日伝えられたならそれでOKです。ただ、伝えられないかもしれないとして、思ったこと伝えたいことはすぐその時に伝えた方がいいんじゃないかな、ということです。
感情や気持ちには賞味期限があります。その時は生きていても、一時間後、一日後には腐って無くなってるかもしれません。生きてる間が1番新鮮で力強いと思います。
もし、少しでも共感してもらえたら嬉しいです。
三つ目は、自分の人生は自分だけのものではない、ということです。
先輩が亡くなった日、自分を含め多くの人が悲しみに暮れたと思います。自分のように今もまだ忘れられない人もいると思います。自分の人生にとって、友達は大きな存在だと実感しました。
皆さんに大切な人はいますか?だれもがきっといると思います。あなたにとって大切な人は、きっとその人にとってあなたも大切な人です。
あなたのことを自分のことのように想ってくれる人がいます。とても幸せなことじゃありませんか?幸せすぎますよ。ベリーハッピーです。
「自分の人生だから自分の好きにする」という人は多いと思います。素晴らしい心意気だと思います。もちろんその通りです。僕もそう思います。
ただ、これはどうですか?
「自分ひとりだけで生きてきた人生ではないけれど、自分の人生だから自分の好きにする」
どうですか?頭に当然の言葉を付け加えただけです。しかし、これだとめっちゃ自己中な言葉に思えないですか?
みんな、誰かに支えられて生きてます。逆も然りです。自分も誰かを支えています。僕は、このことは忘れたくないな、と思っています。だから、自分の幸せの次に、周りの人の幸せも考えてあげられるともっともっと素晴らしいと思います。
長々と書いてしまいましたが、ここまで読んでくださった読者の方、感謝します。
この記事が少しでも胸に刺さってくれたら、自分は嬉しいです。
それでは、最後にボクが大好きな映画を紹介したいと思います!!
「きっと星のせいじゃない」という映画です。
ボクはこれを5回もみました。そして5回とも泣きました。笑
物語としては、癌の宣告を受けた若者のラブストーリーなのですが、これがめちゃくちゃにいいんです!!!!
泣かせに来るわけでもなく、コメディもあり、でもラブストーリーで、見た後に悲しくなるよりは、もっと頑張ろう!と思える映画です。
ボクはオススメの映画を聞かれた際は必ずこれを教えています。見た人はみんなとても良かったと言ってくれるので、皆さんも是非みてください☺️